以前のブログで情報学部の学生が建築学部の友達からアドバイスをもらって,
模型を作成し簡単な実験を行っている様子を紹介しました.
逆に,今回は建築学部の学生が情報学部の学生から力を
借してもらうという噂を聞いたので,「これはいい場面だ!」と思い
学生にお願いしてその現場に参加させてもらいました.
建築学部の学生の話だと建築物を構想する際に,エスキス※1の段階で敷地調査を行うそうでして
調査は資料を調べるだけでなく,スチレンボードなどを利用して
敷地の模型を作成する必要があるとのことでした.
手作業で敷地の模型を作る工程も大事だそうですが,
一度3Dプリンターを利用した敷地のモデルを見てみたいとのことでした.
情報学部その学生は普段からTinkerCADなどを用いて
模型などを3Dプリンターで出力していたとのことなので,
「これなら建築学部の学生の力になれるかも!」
という経緯で今回の機会が生まれたようです.
敷地のモデルを出力するために地理院地図のデータを利用※2しました.
手順は地理院地図に記載されている方法を参考に行われました.
ダウンロードしたデータをオープンラボの3Dプリンターで
出力できるように調整し3Dプリンターで出力しました.
出力結果はこちら!
手のひらサイズで可愛いですが,微妙な高さまで出力されているのがわかります.
プロジェクトでがっつり学際的なことをやるのもいいですが,
こうやって友達同士で気軽にデモ作って試す雰囲気がとてもいいなと思いました.
※1建築を構想する初期のコンセプト作成や計画作りなどを広い意味で示す言葉だそうです
※2国土地理院の利用手続きパンフレットに則り,承認を得ず利用できる範囲(一時的な資料として利用)での使用を行いました.
出典:国土地理院発行4千660分1地形図を加工して作成