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JAM2026:Ra-Geocaching ~ラジオで探す風景のジオキャッシング~を開催しました

workshop

OpenLab Workshop   「JAM2026:Ra-Geocaching ~ラジオで探す風景のジオキャッシング~」を2026年3月11日、12日の2日間で開催しました。参加者は情報学部の学生を中心に情報学研究科(大学院)や理工学部、心理学部、心理学研究科など、幅広い学部学科の学生から参加申し込みを頂きました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました!

 

講師陣

本ワークショップを開催するにあたり特別講師として、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)の卒業生でコンピュータ音楽を専門にメディア・アート作品や広告プロジェクト、ライブイベント演出などを手掛ける大石彰誠先生と、本学情報学部を卒業し、Yahoo! JAPAN HackDayや芸術科学会NICOGRAPHなどで多くの受領歴を持つ、株式会社スタジオ・アルカナの遠藤勝也先生を招待しました。2名の外部講師に加え、情報学部 助教の菊池康太先生、大学院修士1年の岸野愛美さんの4名の講師陣の元ワークショップを開催いたしました。

 

Ra-Geocachingワークショップを開催しました

OpenLabでは、ラジオとフィールドワークを組み合わせたワークショップ 「Ra-Geocaching」 を開催しました。
このワークショップでは、参加者自身がラジオを制作し、そのラジオを使って学内の風景を探し出す新しいジオキャッシングの体験を行いました。

ジオキャッシングは、GPSなどを使って隠されたものを探すアウトドアゲームとして知られていますが、今回のワークショップでは ラジオ放送と音声による風景の説明を手がかりに場所を探すという、新しい形式のジオキャッシングを実践しました。

また、場所の説明文にはAIを活用し、単なる位置情報ではなく、言葉と音声から風景を想像しながら場所を探す体験を目指しました。

ワークショップは2日間にわたって実施されました。

 

1日目:ラジオの制作

1日目は、ラジオの制作からスタートしました。

今回のワークショップでは、市販のラジオではなく、OpenLabで用意した自作のラジオ基板を使用しました。
参加者は基板に抵抗やコンデンサなどの電子部品をはんだ付けし、自分だけのラジオを組み立てていきます。

普段はあまり触れる機会のない電子工作ということもあり、最初は慎重に作業していた参加者たちも、次第にコツを掴みながら作業を進めていました。

午後には完成したラジオの動作テストを行いました。
自分で組み立てたラジオから音が聞こえた瞬間には、参加者からも歓声が上がり、電子工作の楽しさを実感する時間となりました。

こうして、2日目のフィールドワークに向けた「自分のラジオ」が完成しました。

 

2日目:Ra-Geocachingの実施

2日目は、いよいよ Ra-Geocaching を実施しました。

まず参加者はグループに分かれ、学内を歩きながら 自分たちのお気に入りの場所や思い出のある場所を探します。

場所が決まったら、その場所を説明する文章をAIを使って生成します。
ただし、場所を直接説明するのではなく、

  • 少し曖昧に表現する

  • 詩的な文章にする

  • 想像をかき立てる表現にする

などのアレンジを加えながら、聞き手が風景を思い浮かべることができる説明文を作っていきます。生成した文章は、音声読み上げソフトを使って音声ファイルに変換します。
その音声ファイルを Raspberry Pi に入れ、RasPi FM ライブラリを使ってFMラジオとして放送します。参加者はそのRaspberry Piを選んだ場所に隠し、他の参加者は自作したラジオを持って学内を散策します。ラズパイが隠されている場所に近づき、周波数が合うと、その場所を説明する音声がラジオから聞こえてきます。

参加者はその音声を手がかりに、

「ここかな?」「ここじゃない?」「いや、もう少し向こうかも」

と話し合いながら場所を推理していきます。

そしてついに場所を見つけたときには、

「確かにねー」「なるほど、この説明はここだったのか」「ここは見逃していた!」

といった声が上がり、盛り上がりながら探索を楽しんでいました。

 

まとめ

今回のRa-Geocachingでは、ラジオという古くからあるメディアと、AIによる文章生成を組み合わせることで、
音声と言葉を手がかりに風景を探す新しい体験を実現しました。

参加者は普段見慣れている学内の風景でも、
他の人がその場所から感じた情景を言葉として聞くことで、
その場所を改めて想像し直すという新鮮な体験をしていました。

同じ風景であっても、人によって見え方や感じ方が異なります。
今回のワークショップは、そうした 風景の再解釈や共有の面白さを体験する機会にもなりました。

OpenLabでは今後も、技術を単なるツールとして使うだけでなく、
新しい遊び方や表現の可能性を探る活動を続けていきたいと考えています。

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