作品の概要:「Let’s Create Our Town!!」
多摩市は、多摩ニュータウン再生にむけたまちづくりが進んでいる。 この作品では、多摩の地形をベースにして、その上に自分たちの思う多摩を作り上げていく。 どこに川を繋げようか。山はどこに作ろうか、動物はどこにいるのか。 建物はどこに建てようか。あなたが思う”こうなら良いな”の多摩を可能にする作品である。
ビル、川の小石、山のブロックをプロジェクターで投影された多摩の地図の上に置くと 人が往来し、川が流れ、可愛らしいたぬきが姿をあらわす。 子どもたちが楽しそうにブロックを置いている姿がとても印象的だった。
他のメンバーたちが3年の前期からプロジェクトで作品制作を行っていた対し、 江崎さんはゼミ配属のタイミングから参加になったので、3年後期から初めての作品制作となった。 初めての触れる技術、自分の作品を作る経験がない中で苦労もたくさんあったという。 しかし、勇気を出してわからないところは先輩に質問し自分で試行錯誤することで作品を作り上げたとのことでした。
また教育にも興味があった江崎さんは、教育のツールを経験を活かし、 作品にもフェルトやきらきらしたビーズ、紙粘土を使った。けっか子供達にも好評だったとのこと。 また作品を鑑賞したお客さんの中には教職関係の方もいらしたそうでこのような意見を頂いたそうです。 「情報技術取り入れられた方がいいけど手をつけづらいと言う人が多いらしくて、けどこういう置いたら何かでるというシンプルな仕組みだと取り入れやすいというか、先生方も受け入れやすいって言ってもらえて。そう言って頂いたことが印象に残っています。」
江崎さんはTAMABLE展を通して、4年生の研究内容にもつながったと話してくれました。
「こどもたちの中でこうしたらどうなるんだろうという発想で実際、その発想で行動して楽しんでくれたのが嬉しかった。そういう子供たちが増えて欲しいなと思って。そのなんだろう自分の中で生まれた発想をどんどん外に出して楽しんでいくことを強めるものを作ろうと思って。」
これからも江崎さんには子供たちの創造性や可能性が広がっていく作品をつくってもらいたいなと感じました。