作品概要:
マルタ共和国には伝統的な建築物が数多くある。窓越しでのぞくと昔の建築物の姿が見えるが、窓を開くと現代の建築物を鑑賞することができる。日本から離れ、また時間を超えて歴史建築物を楽しむことができる。
Arduinoチームにインタビューするにあたり、参加メンバーに どうしてアプリ開発チームに参加をしたのかを伺ってみました!
関駿介さん(国コミ学科):小学生の時にロボットなど技術に興味があったことを思い出して、情報学科とのアプリ開発チームに参加したとのことでした。
長谷川真莉奈さん(国コミ学科):高校時代から数学など理数科目が好きで、情報学科とアプリ開発できる機会に興味をもって参加したとのことでした。
佐藤凜斗さん(情報学科):技術で人を楽しませることに興味があって参加したとのことでした。
五味大樹さん((情報学科):異なる専門の人と一緒にプロジェクトをすることに興味があり参加したとのことでした。
国コミ学科と情報学科が初顔合わせをしたのが10月上旬に行われたワークショップ。情報学科の学生がこれからチームを組み国コミ学科の学生に技術を理解してもらうように30分ほどの技術でできることを紹介する機会でした。
情報学科では佐藤さんと五味さんがArduinoという技術を担当しました。Arduinoはワンボードコンピュータで、センサー類と接続して使うことができます。国コミ学科の学生に理解してもらえるように、光の明るさを取得できる照度センサーを使いワークショップを作りました。内容は部屋の電気を付けると昼間の景色が電気を消すと夜景が映し出されるというものを実施しました。
関さんはこのワークショップでArduinoだといろんなことができそうだと興味を持ち、長谷川さんは関さんからワークショップの内容を聞き同様に興味を持ったとのことでした。
国コミと打ち合わせでは国コミの長谷川さんと関さん、情報学科の佐藤さんと五味さんからArduinoでできることを聞いてアイデア出しを始めたとのことでした。 Arduinoは各種センサーを組み合わせるとできることの自由度がかなり高いことからアイデアを絞ることに始め苦労したそうです。「窓を開けたら映像を映す」だけではなく、「距離センサーである一定の場所にユーザーが付いたら音をならそう」などさまざまなアイデアが出たとのことでした。
またArduinoは組み合わせのため、見せ方の工夫には時間がかかったとのことでした。関さんは「Arduino単体では作品が小さくなってしまうので空間にを使った作品にしたかった」とのことでした。 いろいろ悩んだ結果情報側が扉開くたびに別の場所の風景が見えたら面白そうというアイデアをもってきたとのことでした。
国コミ学科はマルタ共和国に向かう前にマルタの歴史を学んでいたので歴史を感じられる作品を作りたいとのことから、窓の扉を開くと過去と今の歴史的な建築物を楽しめる作品をということでアイデアを固めたとのことでした。
アイデアが決まれば、あとはマルタで情報収集です。 国コミ学科の長谷川さんと関さんに加え、情報学科の佐藤さんと五味さんも一緒にマルタへ参加しました。 佐藤さんは「大学期間中に一度海外に行ってみたかった」と五味さんは「情報学科の先輩も国コミ学科の学生と海外に行ったことがすごく楽しかったという話を聞いて、自分も挑戦してみよう」とマルタ共和国に行くことを決めたとのことでした。
マルタでの調査 日本にいるうちに歴史的建築物の写真を集め、その写真が撮られた場所を現地で探し現在の写真を撮ったとのことでした。
帰国後はマルタで取得したデータとレーザーカッターを使用して、マルタの建物を模した窓を作成。そして作品を完成させたとのことでした。
作品を制作するにあたり、ソースコードの工夫として、古い建築物と現在の建築物を混合することのないように配列を用いて管理したとのことでした。インタビューをしていて、この配列は同じ場所の過去と現在を管理しているのに使われているというのが面白く聞いていました。
こうして、今と昔の建築物の姿を楽しむことができる作品を鑑賞者に届けることができたようです!
こちらのチームは情報学科の佐藤、五味さんともマルタ共和国に同行し、関さん長谷川さんとともに異文化を理解しながら作品制作を進めていることが印象的でした。お互いの専門性を行き来する4人の今後の活躍に期待しています!