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学科横断コラボプロジェクトのインタビュー(2):Touchframeチーム

インタビュー

作品概要:
マルタの地図が表示され、地図に手で触れるとその場所の映像が流れることで、
明星大学の学生がマルタ共和国を現地調査した内容を追体験できる。
Touchframe内に投影された地図上を旅をしているかのように楽しみながら情報を得ることができる。

 

Touchframeチームにインタビューするにあたり、参加メンバーにどうしてアプリ開発チームに参加をしたのかを伺ってみました!
森田ののか(国コミ学科、3年):情報学部の学生も参加するプロジェクトなので、ソースコードとか今までみたことなかったので、関わってみたいと思いアプリ班に参加したとのことでした。

山崎日和(国コミ学科、3年):企画に興味があって何か作品を作ってみたいと思い参加したとのことでした。

室津侑大(情報学科、2年):海外に興味があって、国コミ学科と一緒に実施するプロジェクトに関心があり参加したとのことでした。

斉木健太(情報学科、2年):他の学部の人と一緒にプロジェクトができるので参加したとのことでした

 

国コミ学科と情報学科の学生が初顔合わせをしたのが10月上旬に行われたワークショップ。情報学科の学生がこれからチームを組み国コミ学科の学生に技術を理解してもらうように30分ほどの技術でできることを紹介する機会でした。
斉木さんは「Touchframeという初めて触る技術をどうやって国コミ学科の学生に楽しんでもらえるか考えた」というように、情報学科の二人の学生は技術を理解してもらうだけでなく、鑑賞者がどう感じるかまで考えた上でワークショップの準備をしていたそうです。

斉木さんは音楽に興味があり、Touchframeでは触れると音と色の変化を楽しめる内容を準備したそうです。室津さんは視覚障害を持っているのですが、その分自分にしかできない表現を考えだし、視覚的ではなく聴覚的に楽しめる内容を考えだしたそうです。その内容は、Touchframe内を4分割し、それぞれに四季を早期させる音(焚き火、鶯の声など)を配置して聴覚で楽しめるワークショップを準備したそうです。

結果、国コミ学科の学生にもTouchframeを十分楽しみ、技術を理解してもらえたようでした。森田さんから「音で四季を表現できるということにめちゃめちゃ感動した」という意見を聴くことができました。
ワークショップで国コミ学科の学生にTouchframeの内容を理解してもらえた結果、Touchframeチームのアイデア出しは初めからやりたかったことが明確だったとそうです。マルタ共和国で現地調査をした場所の地図を表示し、地図をタップすると調査した場所を写真で表示し、鑑賞者もマルタでの道のりを歩くかのような没入体験ができるというものでした。他にも、音を利用したり、振動モータを利用したアイデアも出されていました。アプリ開発までのスケジュールを考えて、どの機能をメインとするか絞り込むのが大変だったとのことでした。
アイデアが決まれば、あとはマルタで情報収集です。 国コミ学科の森田さんと山崎さんに加え、情報学科からは室津さんも一緒にマルタへ参加しました。 室津さんは「自分は周りに合わせてしまうというところがあってそれは変えたいと思っていて。積極的な自分になる良いきっかけと思い海外に行くことに挑戦しました」と情報学科から国コミ学科と一緒に海外に行くことを決めたとのことでした。
山崎さんと森田さんによるとマルタでのデータ収集では、街並みや伝統的な建築物、教会などが印象的だったとのことでした。地図の動画にも採用されています。室津さんは音声のデータ収集を中心に行なったとのことでした。

 

「聖ヨハネ大聖堂内部」

 
マルタから帰国後、取得したデータを作品に取り込む際に斉木さんはゲーム的な機能を入れより鑑賞者が興味をもつようにしたということでした。

「触ったら星が出てきて、というのを思いついて、最初は探すんですけど見つかったら星が出てきて次からはもう一回触る時にわかりやすいようにして。左上にカウントして表示するようにして何分の何というように表示して、全部星を集めたいと思ってもらえるように工夫しました」
 

また室津さんから「触っても楽しむことができれば!」というアイデアにより、3Dプリンターで出力した建物の模型や現地で購入した小物を用いて、Touchframe上に置いて映像を表示することで鑑賞者がマルタをイメージしやすく楽しめるようにしていたとのことでした。

 

 
こうして国コミ学科のTouchframeを利用した旅の体験をゲーム的な機能によって実装するという国コミ学科の学生のアイデアと情報学科の技術が合わさって作品が完成したとのことでした!まだまだ機能を付け足したいところもあるとのことなので、今後の展開が楽しみです。

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